ストレスやさまざまな刺激にもゆるがず、しなやかな芯の強さを宿す肌を育むために……。KOSÉは40年以上にわたり、植物研究を軸に“肌と自然の調和”という東洋思想を磨き続けてきました。肌・からだ・心へ同時に働きかけるホリスティックビューティを探求する中で、美しさの本質として導き出したのが「気力・血液・水分」の3つの巡り。
この巡りを調律することで、肌は本来の力を呼び覚まし、自ら美しくなろうとする循環が息づきはじめます。
東洋発想を磨き続ける理由
――根本から整える美の必然――
なぜ東洋思想にこだわり続けるのか。
それは、東洋思想が目に見える症状だけにとらわれず、その背景にある原因に向き合い、根本から整える発想を持っているからです。
風邪ひとつにしても、西洋発想は症状に向けピンポイントでケアすることを重視しますが、東洋発想は全身を診てバランスを整えることを目指します。この「個々に合わせて本来の自己治癒力を育て、未病に備える」という考え方は、“肌が本来持つ美しくなろうとする力を整え、トラブルを未然に防ぐ”という役割と深く響き合う。だからこそ、東洋思想を、美の本質を捉えるための揺るぎない基盤としてきました。
自然治癒力を高めるための「3つの巡り」
東洋発想では、体質や体調を読み解く基準として「3つの巡り」を重視します。
1つ目は生命活動を支えるエネルギーである「気力」。2つ目は栄養やうるおいを運び、老廃物を回収する「血液」。3つ目は血液以外の体内の水分を指す「水分」。この3つがスムーズに巡ることで心身は健やかに保たれ、ひとつでも乱れれば不調が生じる……それが東洋発想が大切にしてきた、自然治癒力を高めるための根本の視座です。そして、この巡りを支えるのが日々の養生。質の良い食事、適度な運動、十分な休養を心がけることが、「気力」「血液」「水分」のバランスを整える鍵となります。
肌の美を支える「3つの巡り」の本質的な定義
この東洋発想をヒントに、私たちは肌が本来もつ3つの働きとして「気力」「血液」「水分」を新たに定義しました。肌における「気力」は、細胞ひとつひとつが宿すエネルギー。活力を補うことで、肌は内側から力強く目覚めます。「血液」は、肌色をつかさどるターンオーバーの働き。表皮の生まれ変わりを促し、濁りのない均一な肌へと導きます。そして「水分」は、うるおいを保つ源となる天然保湿因子(NMF)。水と結びつき、乾きを寄せつけないしなやかな肌を育みます。この3つの働きが滞りなく巡るとき、肌は本来の“美しくなろうとする力”をしなやかに、そして確かに発揮しはじめるのです。
巡り1:細胞の活性化
巡り2:ターンオーバーの促進
巡り3:うるおいを保持(天然保湿因子〈NMF〉)
KOSÉが見出した、3つの巡りに適した植物
KOSÉは、植物がもつ力に可能性を見いだし、「植物由来の美容成分が肌にもたらす効果を科学的に解明する植物研究」を40年以上にわたり続けてきました。その歩みは1983年の生薬抽出物に関する特許出願に始まり、ハトムギエキスによるメラニン生成抑制効果の確認、そして甘草由来の美白と肌あれ防止のW効能を持つ独自有効成分の開発へとつながっています。そうして、ストレスフルな現代社会をしなやかに乗り切るために辿り着いたのが、肌本来の力を引き出す「3つの巡り」を支える3種の植物です。
巡り1を整える植物
肌の巡りの1つ目は、東洋思想における“気力の巡り”――肌細胞がエネルギーに満ち、健やかに活性化した状態へと高めること。その鍵となるのが、息づく「気力」のエネルギーです。そもそも真皮の線維芽細胞は、ハリやうるおいを支えるコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す細胞。この細胞ひとつひとつが充分なエネルギーで満たされていれば、肌は自らうるおいや弾力を生み出す力を取り戻し、ハリやツヤのある肌へ導きます。私たちは多くの美容成分を探索する中で、この線維芽細胞の増殖を促し、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を助ける植物の特定に成功しました。
巡り2を整える植物
肌の巡りの2つ目は、東洋発想における“血液の巡り”――栄養とうるおいが運ばれ、表皮のターンオーバーが滞りなく進む状態に整えること。この生まれ変わりが乱れると、本来排出されるはずのシミやくすみが肌に残り、濁りとして現れてしまいます。そこで私たちは、数ある植物の中から、表皮細胞の増殖を促進する1種を選び抜きました。滞っていた表皮の生まれ変わりを内側から後押しし、くすみやシミのない均一な肌へと導く作用を見出したのです。
巡り3を整える植物
肌の巡りの3つ目は、東洋発想における“水分の巡り”――血液以外の体内水分を整え、うるおいを保つ働きです。その鍵を握るのが、角層で保湿を担うNMF(天然保湿因子)。NMFはフィラグリンというたんぱく質から生まれ、肌のうるおいを支える源となります。
私たちは、このフィラグリンの産生を促す植物を選び抜きました。肌が本来もつ保湿成分を内側から底上げし、うるおいをたたえた乾燥知らずの健やかな肌へと導きます。
肌は毎日、少しずつ時を重ねながら、環境のゆらぎやストレスの影響を受け、絶えず変化を続けています。その小さな移ろいを見逃さず、肌が発する声に耳を澄ませること。
植物の力を借りて肌の土台となる「巡り」を整え、内側から健やかさを育んでいく……その積み重ねこそが、美しさを支える本質です。
私たちの肌は、毎日の生活や環境の変化とともに少しずつ変化しています。だからこそ、時には自分の肌の声に耳を傾け、植物の力を借りながら「巡り」を整え、健やかな肌を育んでいくことが大切です。








